◆二十七番(
相場洋子君) ただいまの
委員長報告の中で、
陳情整理番号第百八号東北電力㈱能代火力発電所一号機に脱硝装置の設置を求めることについてでありますが、私は、この火力発電所の公害問題について強い関心を持っている一人であります。私も、最初からこの火力発電所の一号機には脱硝装置がついていないとおかしいということを、この議場でも何遍も申し上げてまいりましたが、このたびの請願は、今、三号機までそろうであろうという状況の中で、やはり一号機にも脱硝装置をつけてほしいということは、多くの市民の願いだと思っております。また今、国際的に環境汚染の問題やら、窒素酸化物の排出量の規制の問題が議論されており、規制の動きがある中で、私は一号機には脱硝装置を設置すべきであるというふうに考えております。何よりも、市民の健康、命を守るという立場で、この要求は絶対に必要なことだと思いますので、今回の陳情は採択すべきだというふうに考えるものであります。 また、
陳情整理番号第百十三
号介護保険制度の実施に伴う
特別養護老人ホーム建設推進等に関する
意見書提出についてのうち、第二項の「介護保険料は、低所得者に対し減免制度をつくること」についてでありますが、この介護保険料は、これからそのサービスを進めていくことによっても、相当高騰していくと見られております。しかし、
国民健康保険税にあるような減免制度がないわけであります。ですから、ここのところが「保険あって介護なし」ということを生む土壌になり、しかもまた第二の消費税ではないか、というようなことが言われるゆえんだと思います。そういう意味で、この減免制度は絶対必要だと思いますので、私は採択すべきだというふうに思うわけであります。以上です。
○議長(
大倉富士男君) 以上で通告による討論は終わりました。他に討論ありませんか (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
大倉富士男君) これをもって討論を終結いたします。 これより採決いたします。ただいま
委員長報告の
陳情整理番号第百八号及び第百十三号について御異議がありますので、順次採決いたします。 まず、
陳情整理番号第百八号東北電力㈱能代火力発電所一号機に脱硝装置の設置を求めることについて起立により採決いたします。本件に対する委員長の報告は
継続審査であります。本件は
委員長報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。 (起立多数)
○議長(
大倉富士男君) 起立多数であります。よって本件は
委員長報告のとおり決しました。 次に、
陳情整理番号第百十三
号介護保険制度実施に伴う
特別養護老人ホーム建設推進等に関する
意見書提出についてのうち、二の「介護保険料は、低所得者に対し減免制度をつくること」について起立により採決いたします。本事項に対する委員長の報告は不採択であります。本事項は
委員長報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。 (起立多数)
○議長(
大倉富士男君) 起立多数であります。よって本事項は
委員長報告のとおり決しました。 ただいま決しました案件を除き他の各案件は
委員長報告のとおり決することに御異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
大倉富士男君) 御異議なしと認めます。よって以上の各案件は
委員長報告のとおり決しました。
------------------------------
△教育産業
委員長報告
○議長(
大倉富士男君) 日程第一五、
教育産業委員会に付託した請願二件、
整理番号第百十五号、
継続審査中の第百三号、以上を議題といたします。
教育産業委員会の審査の経過並びに結果の報告を求めます。教育産業委員長工藤勇男君。 (教育産業委員長 工藤勇男君 登壇)(拍手)
◎二十六番(工藤勇男君) ただいま議題となりました請願に対する
教育産業委員会の審査の経過の概要並びに結果を報告いたします。 初めに、
整理番号第百十五
号自主流通米の値幅制限廃止をやめ、麦の政府買い入れの継続に関する
意見書提出についての請願は、四項目に分かれております。このうち、一の「自主流通米入札の値幅制限廃止をやめること。」と、三の「ミニマムアクセス米を海外援助に回すこと。米価の下支え制度をつくること。転作作物の価格補償を行うこと。」と、四の「自給率の低い農産物の増産を図ること。」については、願意を妥当と認め、採択すべきものと決定いたしました。二の「麦の民間流通移行計画をやめ、政府の買い入れを継続し、価格を補償すること。」については、願意を妥当と認め、採択すべきとの少数意見もありましたが、まだ政府が基本的な方針を示した段階であり、今後の推移を見守る必要があるとして、多数をもって
継続審査に付すべきものと決定いたしました。 次に、
継続審査中の請願について申し上げます。
整理番号第百三号稲作経営安定対策に県独自のかさ上げを行う事業に関する
意見書提出についての請願は、願意を妥当と認め、採択すべきとの一部意見もありましたが、これらの県独自のかさ上げを行う事業は、まだ流動的な要素があるとして、多数をもって引き続き
継続審査に付すべきものと決定いたしました。 なお、採択すべきとした請願のうち、
整理番号第百十五号に関し、
意見書提出の
議会議案を提出しておりますので、よろしくお願いいたします。 以上、報告いたします。よろしく御審議のほどお願い申し上げます。(拍手)
○議長(
大倉富士男君) ただいまの
委員長報告に対する質疑を行います。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
大倉富士男君) 質疑なしと認めます。 討論を行います。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
大倉富士男君) 討論なしと認めます。 これより採決いたします。ただいま
委員長報告の
請願整理番号第百十五号及び
継続審査中の
請願整理番号第百三号について御異議がありますので、順次採決いたします。 まず、
請願整理番号第百十五
号自主流通米の値幅制限廃止をやめ、麦の政府買い入れの継続に関する
意見書提出についてのうち、二の「麦の民間流通移行計画をやめ、政府の買い入れを継続し、価格を補償すること」について起立により採決いたします。本事項に対する委員長の報告は
継続審査であります。本事項は
委員長報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。 (起立多数)
○議長(
大倉富士男君) 起立多数であります。よって、本事項は
委員長報告のとおり決しました。 次に、
継続審査中の
請願整理番号第百三号稲作経営安定対策に県独自のかさ上げを行う事業に関する
意見書提出について起立により採決いたします。本件に対する委員長の報告は
継続審査であります。本件は
委員長報告のとおり決することに、賛成の諸君の起立を求めます。 (起立多数)
○議長(
大倉富士男君) 起立多数であります。よって本件は
委員長報告のとおり決しました。 ただいま決しました案件を除き他の案件は
委員長報告のとおり決することに御異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
大倉富士男君) 御異議なしと認めます。よって以上の案件は
委員長報告のとおり決しました。
------------------------------
△建設
委員長報告
○議長(
大倉富士男君) 日程第一六、議案第四十三
号市道路線の認定及び廃止についてを議題といたします。建設委員会の審査の経過並びに結果の報告を求めます。建設委員長 藤原良範君。 (建設委員長 藤原良範君 登壇)(拍手)
◎十番(藤原良範君) ただいま議題となりました案件に対する建設委員会の審査の経過の概要並びに結果を報告いたします。 議案第四十三
号市道路線の認定及び廃止についてでありますが、本案は、彩霞長根十一号線外二十四路線を新たに認定するほか、終点の変更に伴い彩霞長根七号線外二路線を廃止し、新たに認定しようとするものであります。これにより市道は、千八十二路線、総延長五十四万三千六百七十六メートルとなります。 審査の過程において、開発行為に伴い造成された道路の市道認定について触れられ、当局から、民間業者が開発行為を行う場合は、事前に市へ申請をすることになるが、この時点で道路の形態、舗装の厚さや側溝の設置等について、市道の認定基準に沿ったものとするよう指導している。完成後、市に帰属された道路は、現地を調査し、最終的には道路審査委員会において、幅員等の基準や必要性について審査の上、議会の議決を得て認定されることになる、との答弁があったのであります。 審査の結果、本案は原案どおり可決すべきものと決定いたしました。 以上、報告いたします。よろしく御審議のほどお願い申し上げます。(拍手)
○議長(
大倉富士男君) ただいまの
委員長報告に対する質疑を行います。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
大倉富士男君) 質疑なしと認めます。 討論を行います。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
大倉富士男君) 討論なしと認めます これより採決いたします。ただいま
委員長報告の案件は
委員長報告のとおり決することに御異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
大倉富士男君) 御異議なしと認めます。よって、本案は
委員長報告のとおり決しました。 この際休憩いたします。午後一時会議を再開いたします。 午前十一時五十三分 休憩
------------------------------ 午後一時 開議
○議長(
大倉富士男君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 暫時休憩いたします。 午後一時 休憩
------------------------------ 午後一時四十五分 開議
△ニューライフセンター建設特別
委員長報告
○議長(
大倉富士男君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 日程第一七、
ニューライフセンター建設特別委員会に付託した陳情一件、
整理番号第百十六号、日程第一八、(仮称)
能代ニューライフセンターにかかわる事務の調査について、以上を議題といたします。
ニューライフセンター建設特別委員会の審査の経過並びに結果の報告を求めます。ニューライフセンター建設特別委員長
相場洋子君。 (ニューライフセンター建設特別委員長
相場洋子君 登壇)(拍手)
◎二十七番(
相場洋子君) ただいま議題となりました案件に対する
ニューライフセンター建設特別委員会の審査の経過の概要並びに結果を報告いたします。 初めに、
整理番号第百十六号ニューライフセンターの計画変更についての陳情についてでありますが、平成九年十二月定例会における
委員長報告にもあるとおり、施設構成等、ニューライフセンターの基本計画策定に係る基本方針を委員会で了承しているが、これは、本委員会が基本計画策定に向けて強く要望していた三つの事項が検討されたものとなっていることから、平成九年十二月に本委員会が了承したものである。本陳情の内容は、住宅部分及び保育所はニューライフセンターに入れるべきではないという趣旨であり、基本方針の大枠やこれに基づく基本計画の策定を真っ向から否定するものとなっている。また、市も議会に了承されたことを踏まえ、基本計画の策定に向けて作業を進めてきているほか、この市営住宅部分と保育所の組み入れは、ニューライフセンターのかなめでもある。以上のことから、本陳情は、不採択とすべきものと決定いたしました。 次に、
継続審査となっております(仮称)
能代ニューライフセンターにかかわる事務の調査の概要を報告いたします。 まず、ニューライフセンターの中には市営住宅も計画されているが、周辺の市営住吉町住宅や市営万町住宅等の老朽化が進んでいることから、これらに対し、どのような対応を考えているか、とただしたのに対し、当局から、これらの既存住宅の中には耐用年数が数年後に迫っているものもあるが、財政事情が厳しいこともあり、ニューライフセンター建設後、順次改築計画に基づき対応していきたい。また、この改築を効率的に進めるには、市営住宅再生マスタープランの作成が必要で、これについてはニューライフセンター建設期間中に作成し、建設終了後できるだけ早く、既存住宅の改築に着手していきたいと考えている、との答弁があったのでありますが、これに対し、住吉町住宅には県営住宅もあるが、これも含めて計画していくのか、との質疑があり、当局から、これについては、県の意見を聞いて協議していくことも必要である、との答弁があったのであります。 また、保育所全体の整備計画についても触れられ、当局から、平成十一年度に児童育成計画(エンゼルプラン)を策定することにしており、今年の九月ごろには、その基礎資料となるアンケート調査を予定しているが、その中で少子化の進行や住宅の郊外立地などにより市立保育所の統廃合や再編も課題となってくると思うので、検討してまいりたい、との答弁があったのであります。 なお、周辺の警察署やJA等、公的施設について移転の話もあるが、市街地空洞化対策の関係で積極的な対応が必要なのではないか。また、ニューライフ交流・行政拠点地区の関連で駅前コミュニティプラザ構想について、その施設整備計画がどうなっているのか。さらに、ニューライフセンター計画には、第一保育所が組み込まれているが、他の保育所の統廃合など、保育行政全体の方向性はどうなっているのか等について、次の委員会までに報告されたい、との要望があったのであります。 以上が調査の概要でありますが、このほか基本計画策定の中間報告について当局から説明があり、これについては、今後、委員会の中で十分検討していくことといたしております。 なお、本事務の調査については、引き続き議会閉会中の継続調査とすべきものと決定いたしました。 以上、報告いたします。よろしく御審議のほどお願い申し上げます。(拍手)
○議長(
大倉富士男君) ただいまの
委員長報告に対する質疑を行います。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
大倉富士男君) 質疑なしと認めます。 これより討論に入ります。討論の通告がありますので発言を許します。二十七番
相場洋子君。
◆二十七番(
相場洋子君) ただいま委員会の審査の経過の概要並びに結果を報告いたしましたが、ここで議員としての私の意見を申し上げたいと思います。私は、
整理番号第百十六号の陳情につきましては、
継続審査にすべきだと考えます。現在、基本計画案を策定している段階でありまして、市民のさまざまな要望が出てくることは十分考えられることであります。また、平成十二年度には介護保険法がスタートする中で、このかかわりでニューライフセンターについても、住宅や保育所を含めた施設構成の検討も必要になってくるのではないかと思われるほか、本陳情については、一つの市民の意見として再考すべき余地もあるのではないかというふうに考えまして、
継続審査に付すべきであると私は思います。以上であります。
○議長(
大倉富士男君) 以上で通告による討論は終わりました。他に討論ありませんか。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
大倉富士男君) これをもって討論を終結いたします。 これより採決いたします。ただいま
委員長報告の
陳情整理番号第百十六号ニューライフセンターの計画変更について御異議がありますので起立により採決いたします。本件に対する委員長の報告は不採択であります。本件は
委員長報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。 (起立多数)
○議長(
大倉富士男君) 起立多数であります。よって本件は
委員長報告のとおり決しました。 ただいま決しました案件を除きニューライフセンターにかかわる事務の調査については
委員長報告のとおり決することに御異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
大倉富士男君) 御異議なしと認めます。よって本事務の調査については
委員長報告のとおり決しました。
------------------------------
△各
委員長報告
○議長(
大倉富士男君) 日程第一九、承認第六
号専決処分の承認を求めることについて、日程第二〇、議案第四十四号平成十年度能代市
一般会計補正予算、以上を議題といたします。各委員会の審査の経過並びに結果の報告を求めます。
総務委員長柳谷渉君。 (
総務委員長 柳谷渉君 登壇)(拍手)
◎十六番(柳谷渉君) ただいま議題となりました承認第六
号専決処分の承認を求めることについて及び議案第四十四号平成十年度能代市
一般会計補正予算中、
総務委員会に付託になりました部分に対する本委員会の審査の経過の概要並びに結果を報告いたします。 初めに、承認第六
号専決処分の承認を求めることについての関係部分について申し上げます。本件は、平成十年三月二十日及び三月二十八日、市道において発生した自動車破損事故二件に係る損害賠償額が決定したので、平成十年度能代市
一般会計補正予算を専決したものであります。 条文の第一条では、
歳入歳出予算の総額に
歳入歳出それぞれ四十六万四千円を追加し、予算の総額を百八十億六千七百四十六万四千円と定めております。 次に、歳入でありますが、十七款諸収入四十六万四千円の追加は、道路賠償責任保険金であります。 審査の結果、条文及び歳入はいずれも承認すべきものと決定いたしました。 次に、議案第四十四号平成十年度能代市
一般会計補正予算の関係部分について申し上げます。 まず、条文でありますが、第一条では、
歳入歳出予算の総額に
歳入歳出それぞれ九千三百四十万円を追加し、予算の総額を百八十一億六千八十六万四千円と定めております。 次に、歳入でありますが、十一款国庫支出金九百五十六万二千円の追加は、電源地域産業育成支援事業費補助金と参議院議員選挙費委託金であります。十四款寄附金十万円の追加は高齢者スポーツ寄附金一件分であります。十五
款繰入金三千六百八十万円の追加は、
財政調整基金からの繰入金であります。また、十六
款繰越金四千五百八十三万八千円の追加は、前年度繰越金であり、十七款諸収入百十万円の追加は、財団法人自治総合センターからの助成金であります。 審査の過程において、財団法人自治総合センターからの助成金の内訳について触れられ、当局から、当該助成金のうち、環境保全促進事業助成金は全国モーターボート競争施行者協議会からの拠出金を、またふるさと消防団活性化助成金は宝くじの普及公報事業費を自治総合センターで受け、各団体に配分しているものである、との答弁があったのであります。 次に、歳出でありますが、二款総務費三百四十八万二千円の追加は、あきた北空港圏域観光キャンペーン実行委員会負担金が主なものであります。 審査の過程において、「
大館能代空港」の愛称である「あきた北空港」の名称は、まだ一般的に浸透しておらず、愛称のみの使用では混乱を生ずる場合が見受けられるのではないか、とただしたのに対し、当局から、「あきた北空港」の名称が使用されてからまだ日が浅く、一般的に浸透していない状況である。今後、首都圏等でのキャンペーン活動ともあわせ、どちらの名称でも通用するよう、さまざまな機会をとらえ、関係機関等に要望などをしていきたい、との答弁があったのであります。 次に、九款消防費三十六万八千円の追加は、訓練用移動式消火栓箱購入費であります。 なお、これらの審査の中で、過日実施されたインド国とパキスタン・
イスラム共和国の核実験に対し、能代市議会としても強く抗議の意思を表明すべき、との意見の一致を見たことから、本委員会所属議員による決議についての
議会議案を提出しておりますので、よろしくお願い申し上げます。 審査の結果、条文及び歳入と歳出二款総務費、九款消防費は、いずれも原案どおり可決すべきものと決定いたしました。 以上、報告いたします。よろしく御審議のほどお願い申し上げます。(拍手)
○議長(
大倉富士男君) 次に、
福祉環境委員長 佐藤幹雄君。 (
福祉環境委員長 佐藤幹雄君 登壇)(拍手)
◎十八番(
佐藤幹雄君) 議案第四十四号中、
福祉環境委員会に付託なりました部分に対する本委員会の審査の経過の概要並びに結果を報告いたします。 初めに、歳出三款民生費は千三十五万円の増額で、この主な内容は地域集会所建設事業費補助金及び介護保険準備費の追加であります。 審査の過程において、地域集会所建設事業費補助金の交付要件について触れられ、当局から、本補助金は、地域集会所建設費補助要綱によれば、新築の場合だけでなく増改築及び取得についても、過去においてこの要綱に基づく補助金の交付を受けていないこと、または交付を受けてから十五年以上経過したもので、建築面積等の要件を満たしていれば、交付されることになっており、今回要望があった自治会の場合は初めての申請であり、その対象となることから交付するものである、との答弁があったのであります。 また、介護保険の準備のための調査等に対する県の指導状況について触れられ、当局から、要介護者数や介護需要等の実態調査は七月と八月で終了し、そのデータを分析し準備を進めていくが、その後のスケジュールについての指導はないほか、市単独かあるいは広域的対応か、その対応方法についても特に指導等はないものである、との答弁があったのであります。 また、介護保険準備費における職員時間外手当の内訳と実態調査の種類及び対象者について触れられ、当局から、これは実態調査の中の高齢者一般調査として、郵送による調査を除き、七百五十名の対象者に対し、五十名の市職員が調査員として訪問調査を行うための時間外手当であり、一名当たり十五件、一件につき一時間程度を見込んでいる。また、この調査も含め、国の指導による必要な実態調査は全部で四種類だが、このほか、市町村が任意で行うことができる若年者一般調査は、四十歳から六十四歳までの方の中から千名を無作為抽出して調査するもので、これは四十歳以上が介護保険加入者となることから、将来の老人保健福祉計画等も考慮し、高齢化に向かう意識、意向等を確認し計画策定等に反映させたいとの考えから行うものである、との答弁があったのであります。 次に、四款衛生費は三百五十五万一千円の増額で、この主な内容は、能代こども環境探偵団費及び秋田しらかみ看護学院運営費補助金の計上であります。 審査の過程において、墓地公園管理費の委託料の追加について触れられ、当局から、これは萩の台墓地公園内に植栽されている松が伸び、枝が民家に覆いかぶさる状態になっていることから、その剪定を行うものである、との答弁がありましたが、これに関連して、墓地公園内にある斎場周辺の環境整備の状況について触れられ、当局から、外構の整備としては、植栽等を終了し場内の舗装工事等に取りかかっているが、この整備を進める中で、スペースが残るようであれば草花の植栽も進めたいと考えている、との答弁があったのであります。 また、能代こども環境探偵団の現状について触れられ、当局から、この事業は、小中学生を対象に平成五年度から実施しているが、本年度は自治研修センターから多額の助成金が交付されることとなり、檜山川の水生生物による水質調査を初めとして、身近な自然、環境等について七回にわたって開催する予定である、との答弁がありましたが、これに対し、この事業が参加した生徒を通じて、学校での活動等に生かされているのか、との質疑があり、当局から、環境教育副読本でこの活動も取り上げられており、それらも通じて学校全体に広がっていると思われる。また、活動終了後、広報に活動報告を掲載しているほか、活動結果を小冊子にまとめ関係者に配付するなどしているが、今後とも、活動を通じて生徒たちが自然、環境に興味を持ち、学校全体に広がっていく方向で進めていきたいと考えている、との答弁があったのであります。 また、秋田しらかみ看護学院運営費補助金については、能代市と山本郡内の町村に本年度分として三百六十万円の助成要望があり、協議の結果、建設費補助金の割合により助成することとしたが、本市の割合は七一・九五%となっている。なお、来年度の運営費に対する補助については、開校二年目で、まだ学生数が定員に満たないことから、要請があった場合は、本年度の経営状況等を勘案の上検討したい、との説明があったのであります。 審査の結果、歳出三款民生費、四款衛生費はいずれも原案どおり可決すべきものと決定いたしました。 以上、報告いたします。よろしく御審議のほどお願い申し上げます。(拍手)
○議長(
大倉富士男君) 次に、教育産業委員長工藤勇男君。 (教育産業委員長 工藤勇男君 登壇)(拍手)
◎二十六番(工藤勇男君) 議案第四十四号中、
教育産業委員会に付託になりました部分に対する本委員会の審査の経過の概要並びに結果を報告いたします。 初めに、歳出七款商工費は九百十六万二千円の追加で、この内容は、98おなごりフェスティバル補助金であります。 審査の過程において、この補助金が年々減額になってきていることについて触れられ、当局から、この補助金は、おなごりフェスティバルの「祭の部」と「風の松原フェスティバル・産業振興展の部」を合わせたイベントとして平成六年度から補助を受けているが、このスタイルのイベントとして補助を受けられるのは今年度限りである。また、市としては「祭の部」は、自立していくべきものと考えており、これまでも実行委員会と話をしているが、今後も協議していきたい、との答弁があったのであります。 また、今後、補助を受けられなくなった場合、風の松原フェスティバルや産業振興展はどうするのか、との質疑があり、当局から、いずれも補助を受ける前から市が主催して開催してきたイベントであり、風の松原フェスティバルは昭和六十二年から、産業振興展は、かつて「商工祭」として行っていた伝統のあるものなので、たとえ補助金がなくなったとしても続けていきたいと考えている、との答弁があったのであります。 また、本予算に関連して、マル能等の融資の状況について質疑があり、当局から、今年の四月、五月と前年の同期とを比較すると、マル能では、件数が十件から十九件に、保証承諾額が四千六十万円から一億六百三十五万円にそれぞれふえており、また今年度から限度額を七百万円から一千万円に引き上げたが、限度額いっぱいの融資を受けた件数は、昨年の一件に対し、今年は五件となっている。また、機械融資は、件数は昨年と同じ二件で、保証承諾額は五百五十万円である。最近の融資あっせんの状況を見ると、設備投資的なものより、運転資金等の融資が多くなっていることからも、不況により企業の経営は大変厳しくなっていることがうかがわれる、との答弁があったのであります。 次に、歳出十款教育費は六千六百四十八万七千円の追加で、この主な内容は、東雲中学校建設実施設計等委託料のほか、バスケの街づくり事業費、体育振興費であります。 審査の過程において、東雲中学校建設のスケジュールについて質疑があり、当局から、実施設計を十一月末までに終了させ、国の事業認可と予算配分を受けて、平成十一年度当初予算に建設事業費を計上したい。校舎、体育館、クラブハウスは平成十一年度と十二年度の二カ年の継続事業で、また共同調理場は平成十二年度に建設し、平成十三年度には旧校舎の解体と環境整備をしたいと考えている。また、新校舎の使用開始は、平成十三年一月ごろと考えている、との答弁があったのであります。 また、今後の老朽木造校舎の改築計画について質疑があり、当局から、できれば間を置かずに取り組みたいが、国の枠配分や市の財政状況などを考慮しなければならないことから、いつごろ着手できるかについては、明確に答えることはできない。また、順番については、諸条件が整い次第ということになるので、期成同盟会や学校と話し合いを進めているところである、との答弁があったのでありますが、これに対し、一校当たり三年のペースとすれば、さらに十五年もかかることになるため、もっと早めるように市長部局とも協議していただきたい、との要望があったのであります。 また、本予算に関連して、環境ホルモンの疑いがある給食の食器を取りかえられないか、との質疑があり、当局から、平成九年九月に、米飯給食がカップ詰め方式から食缶詰め方式に移行し、その際、購入した御飯茶わんがポリカーボネート製であるが、これは食品衛生法の規格基準を満たしているものであり、またメーカーから提出されている日本衛生研究所の環境ホルモンの検査結果も厚生省の基準を満たしている、との答弁があったのでありますが、これに対し、環境ホルモンの人体への影響は十分に解明されてはいないが、危険性の疑いがあるものなので、早目に取りかえていただくよう検討願いたい、との要望があったのであります。 審査の結果、歳出七款商工費、十款教育費は、いずれも原案どおり可決すべきものと決定いたしました。 以上、報告いたします。よろしく御審議のほどお願い申し上げます。(拍手)
○議長(
大倉富士男君) 次に、建設委員長藤原良範君。 (建設委員長 藤原良範君 登壇)(拍手)
◎十番(藤原良範君) 承認第六号中、建設委員会に付託になりました部分に対する本委員会の審査の経過の概要並びに結果を報告いたします。 歳出八款土木費は四十六万四千円の追加で、この内容は、本年三月、市道において発生した自動車破損事故二件に対する損害賠償の金額が決定したことにより、緊急に必要な経費を専決処分したものであります。 審査の過程において、事故の発生原因と今後の対応について触れられ、当局から、今回発生した事故のうち一件は、強風のため市で管理している道路照明灯が破損し、落下した破片が小型自動車の車体を傷つけ、損害を与えたものである。市では、現在、約五百八十基の道路照明灯を設置、管理しているが、そのうち、今回破損したものを含め平成元年以前に設置されたものは、耐用年数が十年から十五年の鉄管製で、腐食しやすいため、平成二年度以降は耐用年数が四十年以上のアルミ合金製のものを設置してきている。現在残っている鉄管製のものについては、道路照明灯の新設要望が多いことや財源等の関係もあり、耐用年数等を考慮しながら対応してまいりたいと考えている。また、もう一件の事故は、市道へ出ようとした小型自動車が、L字型側溝の雨水升に設置している鉄ぶたを跳ね上げ、自動車の下部を傷つけたものであり、このふたについては、直ちに安全なグレーチングのものと交換している。なお、市道及びその附属物については、従来から、道路パトロール等で常に破損等がないか点検してきており、今後とも、事故防止を図るため十分注意してまいりたい、との答弁があったのであります。 審査の結果、歳出八款土木費は承認すべきものと決定いたしました。 以上、報告いたします。よろしく御審議のほどお願い申し上げます。(拍手)
○議長(
大倉富士男君) ただいまの各
委員長報告に対する質疑を行います。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
大倉富士男君) 質疑なしと認めます。 討論を行います。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
大倉富士男君) 討論なしと認めます。 これより採決いたします。ただいま各
委員長報告の各案件は各
委員長報告のとおり決することに御異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
大倉富士男君) 御異議なしと認めます。よって、以上の各案件は各
委員長報告のとおり決しました。
------------------------------
△日程第二一 議案第四十七
号固定資産評価審査委員会委員の選任について
○議長(
大倉富士男君) 日程第二一、議案第四十七
号固定資産評価審査委員会委員の選任についてを議題といたします。当局の説明を求めます。
総務部長。
◎
総務部長(安岡義則君) 議案第四十七号について御説明いたします。本案は、固定資産評価審査委員会委員の選任についてであります。固定資産評価審査委員会委員、小林一成さんの任期が平成十年七月十六日で満了となりますが、引き続きお願いするため、
地方税法第四百二十三条第三項の規定により、議会の同意を求めるものでございます。よろしくお願いいたします。
○議長(
大倉富士男君) お諮りいたします。本案は、委員会付託を省略し、即決いたしたいと思いますが、御異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
大倉富士男君) 御異議なしと認めます。よってさよう決しました。 質疑を行います。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
大倉富士男君) 質疑なしと認めます。 討論を行います。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
大倉富士男君) 討論なしと認めます。 これより採決いたします。本案は、原案どおり決することに御異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
大倉富士男君) 御異議なしと認めます。よって、本案は、同意することに決しました。
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△日程第二二 議案第四十八
号桧山財産区
管理委員の選任について
○議長(
大倉富士男君) 日程第二二、議案第四十八
号桧山財産区
管理委員の選任についてを議題といたします。当局の説明を求めます。
総務部長。
◎
総務部長(安岡義則君) 議案第四十八号について御説明いたします。本案は、桧山財産区
管理委員の選任についてであります。能代市桧山財産区
管理委員、畠山哲夫さん、杉澤昭英さん、鈴木忠治郎さん、吉田金一郎さん、鈴木長正さん、小林金市さん、雄鹿秀秋さんの任期が平成十年七月十五日で満了となりますが、以上七人の方には引き続き財産区
管理委員をお願いするため、能代市桧山財産区管理会条例第三条の規定により、議会の同意を求めるものでございます。よろしくお願いいたします。
○議長(
大倉富士男君) お諮りいたします。本案は、委員会付託を省略し、即決いたしたいと思いますが、御異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
大倉富士男君) 御異議なしと認めます。よってさよう決しました。 質疑を行います。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
大倉富士男君) 質疑なしと認めます。 討論を行います。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
大倉富士男君) 討論なしと認めます。 これより採決いたします。本案は、原案どおり決することに御異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
大倉富士男君) 御異議なしと認めます。よって、本案は、同意することに決しました。
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△日程第二三
議会議案第五
号インド国の
核実験反対に関する決議について外一件
○議長(
大倉富士男君) 日程第二三、
議会議案第五
号インド国の
核実験反対に関する決議について、日程第二四、
議会議案第六
号パキスタン・
イスラム共和国の
核実験反対に関する決議について、以上の二案を一括議題といたします。提出者の説明を求めます。 (「説明省略」と呼ぶ者あり)
○議長(
大倉富士男君) 説明省略の声がありますが、説明を省略して御異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
大倉富士男君) 御異議なしと認め、説明を省略いたします。 お諮りいたします。以上の二案は、委員会付託を省略し、即決いたしたいと思いますが、御異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
大倉富士男君) 御異議なしと認めます。よってさよう決しました。 質疑を行います。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
大倉富士男君) 質疑なしと認めます。 討論を行います。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
大倉富士男君) 討論なしと認めます。 これより採決いたします。以上の二案は、原案どおり決することに御異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
大倉富士男君) 御異議なしと認めます。よって、以上の二案は、原案どおり決しました。
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△日程第二五
議会議案第七
号介護保険制度の実施に伴う
特別養護老人ホーム建設推進に関する
意見書提出について外一件
○議長(
大倉富士男君) 日程第二五、
議会議案第七
号介護保険制度の実施に伴う
特別養護老人ホーム建設推進に関する
意見書提出について、日程第二六、
議会議案第八
号㈲能代産業廃棄物処理センターの
環境問題等に関する
意見書提出について、以上の二案を一括議題といたします。提出者の説明を求めます。 (「説明省略」と呼ぶ者あり)
○議長(
大倉富士男君) 説明省略の声がありますが、説明を省略して御異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
大倉富士男君) 御異議なしと認め、説明を省略いたします。 お諮りいたします。以上の二案は、委員会付託を省略し、即決いたしたいと思いますが、御異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
大倉富士男君) 御異議なしと認めます。よってさよう決しました。 質疑を行います。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
大倉富士男君) 質疑なしと認めます。 討論を行います。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
大倉富士男君) 討論なしと認めます。 これより採決いたします。以上の二案は、原案どおり決することに御異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
大倉富士男君) 御異議なしと認めます。よって、以上の二案は、原案どおり決しました。
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△日程第二七
議会議案第九
号自主流通米の
値幅制限維持等に関する
意見書提出について
○議長(
大倉富士男君) 日程第二七、
議会議案第九
号自主流通米の
値幅制限維持等に関する
意見書提出についてを議題といたします。提出者の説明を求めます。 (「説明省略」と呼ぶ者あり)
○議長(
大倉富士男君) 説明省略の声がありますが、説明を省略して御異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
大倉富士男君) 御異議なしと認め、説明を省略いたします。 お諮りいたします。本案は、委員会付託を省略し、即決いたしたいと思いますが、御異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
大倉富士男君) 御異議なしと認めます。よってさよう決しました。 質疑を行います。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
大倉富士男君) 質疑なしと認めます。 討論を行います。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
大倉富士男君) 討論なしと認めます。 これより採決いたします。本案は、原案どおり決することに御異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
大倉富士男君) 御異議なしと認めます。よって、本案は、原案どおり決しました。
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○議長(
大倉富士男君) 本定例会は、提出議案全部議了いたしましたので、これをもって閉会いたします。 午後二時二十五分 閉会 議長
大倉富士男 署名議員 藤原良範 署名議員 畠 貞一郎...